カリキュラム

古典絵画・ルネサンス絵画◆川口工房

ルネッサンス期に油彩が確立していくなかで いくつかの顔料はテンペラ絵具として残り、 そのなかに組み込まれていきます。 これが混合技法といわれるものです。 この技法を油彩に対する考え方の基本として捉え 現代の油彩表現へと結びつけ、展開していこうとの思いで 当講座がつくられています。 油彩経験者、上級者の方を対象とした「古典絵画工房」 初心者、中級者を対象とした「ルネサンス絵画工房」 の2つのコースを開設しております。

担当講師 川口起美雄


ルネサンス・バロック絵画◆友清工房

当講座では主に、油絵具とキャンバスの使用を基本としてベーシックな絵画技法を学びます。 特に、絵画の支持体として麻布が最も普及した17世紀に焦点を当て、 バロック時代の伝統的絵画技法について掘り下げていきます。 鉛筆、木炭デッサンの実習による基礎的な表現力の補強から始まり、 バロック時代の巨匠の模写などを通して油絵具のメチエ、絵画空間の構築、明暗法を習得します。 伝統を継承した堅固な技術の上に成り立つ、力強い絵画表現の習得を目指します。

担当講師 友清大介


混合技法基礎・油彩入門◆友清工房

16,17世紀の油彩の古典絵画技法を体系的に習得するクラスです。
具体的には16世紀のテンペラと油彩の混合技法の習得から出発し、それを発展させた17世紀の油彩のみによる
カマイユ技法を学ぶことが出来ます。
この時代には優れた芸術家が多く登場しましたが、彼らの技術には多くの共通点があります。
それら巨匠の油彩技術を基本的なものとして継承し、現代における油彩表現の可能性を探ることを目的としています。

担当講師 友清大介