バロック絵画技法

バロック絵画は、16世紀末から17世紀初頭にかけイタリアのローマ、ヴェネツィア、フィレンツェで誕生し、 ヨーロッパの大部分へと急速に広まった絵画様式のことをいいます。
均衡と調和を理想とするルネサンス芸術と比較すると、バロック絵画は動的で大げさな場面描写、 劇的な描写技法、強い明暗法などで特徴づけられます。
代表する画家として、イタリアのカラヴァッジョ、オランダのレンブラント、フェルメール、フランドルのルーベンス、ヴァン・ダイク、スペインのベラスケス、フランスのプッサンらの名前があげられます。
いずれの画家もキアロスクーロによる劇的な物語性の表現と迫真的な写実性が卓越しています。
このような表現様式が確立された背景にはカトリック教会反宗教改革運動と深い関連があります。
宗教画で言えば、教会からの要請でキリストの物語を信者たちに分かりやすく信じ込ませるために、 絵画はイリュージョン的な機能を果たす必要がありました。
現実空間で奇跡を体験できるように、視覚的な驚きのために光と陰が強調された劇的でリアリスティックな表現に発展していったのです。

バロック講座では上記にある「キアロスクーロ(明暗法)」、「光と陰」、「写実性」、「リアリスティックな表現」をキーワードに授業のカリキュラムを用意しています。
「模写」「人物画」「静物画」「風景画」を切り口に、デッサンや構図、遠近法などの基礎を補強し、やがては構成力を必要とする「群像画」など大作に挑みます。
これらカリキュラムを通してバロック絵画の巨匠達のような、伝統を継承した堅固な技術の上に成り立つ、力強い絵画表現の習得を目指します。

担当講師: 友清大介

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